コトの顛末は知っているケレド

入野心理教育相談室

2013年01月24日 16:58




  また映画を観に行きました。


  学生時代でも、一年に1~2本くらいしか

  映画館には 行かなかったので

  私としては ハイペースです。

  場所は 前回と同じ   シネマ・イーラ

  題: 危険なメソッド
 
  監督:デヴィッド・クローネンバーグ


  ユングとフロイトの史実に基づいた物語です。

この二人は、それぞれ長い研究というか臨床生活を持っていて、二人とも案外(?)

長生きをしたので、その人生すべてを映画化すると 大河ドラマ何本分にもなりそう。

で、どこらへんが映画化されたかというと、ユングとフロイトが知り合って、蜜月期から決別するときまででした。

登場する人は、ユングとフロイト、ユングの患者であり恋人、のちに精神分析家となったザビーネを中心に
ユング夫人のエンマ・ユング  と フロイトの高弟でも破天荒なオットー・グロスの4人 だけ!!

  話は精神分析や分析心理学を知っている人ならば 良く知っているエピソードが使われていました。

では、なぜ 観に行ったかというと

 実際の (映画という作られたものとはいえ、そして それが精神分析の初期のスタイルだったとしても、)

フロイトの面接室、ユングの言語連想テストの場面を見たいと思ったからです。

 なんか、感激しましたよ。

 パンフレットに、ユングの書斎とフロイトの書斎を再現するのに、リサーチを入念にしたと書かれていました。
 
 

  それにしても、フロイトは葉巻、ユングはパイプ、トニーはたばこ(クスリかな?)を

 片時も 離さず、モクモクと 煙がたちこめて、 時代を感じました。