母と子の心理カウンセリング

 当心理教育相談室は、じっくりと自分のこころを見つめていくことを、お手伝いするところです。

夏、お勧めの1冊

夏、お勧めの1冊


 久しぶりの、「本」の お勧めです。

題名は、

  キレる 私を やめたい
   夫をグーで殴る妻をやめるまで

          田房 永子 著   竹書房


       です。



  私の専門外の話ではあるんですが、

題名の「キレる」ことで 困っている人だけでなく、

いろんな場合にも 当てはまる要素が おおいなーと

感じたので、お勧めの本となったわけです。

この本は、今はやりの「マンガエッセイ」(?)

とでもいうのでしょうか。

(作者はマンガ家かな)

マンガで 自分の困っていたこと、悩みを どう考え、

立ち向かっていったのかを、赤裸々に書いて(描いて)います。


だから、読みやすく、サクッと読めます。

内容は なかなかハードで、よくここまで 自分のことを

描いたなーと思います。

この作者のすごい所は、そんな大変で、とてもデリケートで、

他人に話すのは 勇気がいることを 書いたこと だけでなく、

「とにかく、なんとかしなくちゃ!」と強く思ったことです。

なんとかしなくちゃという思いが、初めは 「だれかなんとかして」

という  気持ちから 自分が自分自身を何とかしていくしかない

という方向に向かっていく。

 そのなかで、作者はゲシュタルトセラピー (私はよくしらないのですが)と であって、「自分の心」を見つめるという ことをはじめるのです。

 本の後半に、セラピーの基本という話があります。

「状況」を話したり、優先するのではなく、今どんな気持ちなのか(心)に注目する。

  これは、ゲシュタルトセラピーだけでなく、心理カウンセリングに共通のものです。

  上手く説明してあるなー、と感心しました。



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